SKreenMillの構成
SKreenMillは3つのコンポーネントから構成されます。
SKreenMill Designer
SKreenMillでの開発を統合的に行うことのできるツール
SKreenMill Server
サーバで動作するサーブレットプログラム
SKreenMill Renderer
クライアントで動作するプログラム
開発者はSKreenMill Designerを使用してSKreenMillアプリケーションを作成します。SKreenMillアプリケーションは3つの要素から構成されます。
画面定義
表示される個々の画面の定義
画面遷移定義
画面間の遷移の定義
ハンドラ
画面とビジネスロジックとの間でデータの受け渡しを行うJavaのクラス
SKreenMillの構成
SKreenMill Designer
画面定義、画面遷移定義、ハンドラを統一的に作成するための開発ツールです。SKreenMillでの開発作業は基本的にすべてSKreenMill Designerを用いて行うことができます。
SKreenMill Server
J2EEアプリケーションサーバ上で動作する、SKreenMillの心臓部です。SKreenMill ServerはSKreenMill Designerで作成した画面定義、画面遷移定義、ハンドラを管理し、SKreenMill Rendererからの要求に応じて、画面定義の配信、ハンドラへのデータの引渡しなどを行います。SKreenMill ServerはJava Servlet APIに準拠して実装されていますので、特定のアプリケーションサーバに限定されることなく、どのようなJ2EEアプリケーションサーバ上でも動作させることが可能です。
SKreenMill Renderer
SKreenMill Rendererはクライアント上で動作するプログラムです。SKreenMill Serverから画面定義を受け取って描画することがおもな役割です。SKreenMill RendererはJava Web StartアプリケーションおよびJavaアプレットとして実装されていますので、面倒なインストール作業は一切不要です。J2EEアプリケーションサーバ上に必要なファイルを配置しておくだけで、あとはクライアントが自動的にダウンロードします。SKreenMill RendererにはJava Web Startによって起動されるアプリケーション版とWebブラウザ上で動作するアプレット版があります。フルキーボードオペレーションで行う入力業務用の画面等、正確なフォーカス制御が必要な画面にはアプリケーション版の使用を推奨します。
画面定義
画面のレイアウト、GUIのイベント処理などの情報をXMLで記述したものです。1画面につき1つ作成されます。画面定義ファイルはSKreenMill Designerで作成します。J2EEアプリケーションサーバ上にファイルを配置すると、SKreenMill Serverによって、SKreenMill Rendererに送信されます。
画面遷移定義
画面の遷移関係やハンドラの設定などの情報をXMLで記述したものです。画面遷移定義ファイルはSKreenMill Designerで作成します。画面遷移定義に基づいて、SKreenMill ServerはSKreenMill Rendererに画面定義を送信します。
ハンドラ
SKreenMill Serverとビジネスロジックを接続するために開発者が作成するJavaプログラムで、基本的に画面と1対1で対応します。ハンドラ内のメソッドに必要な処理を記述することによって、EJBやJava Beansなどのビジネスロジックコンポーネントを自由に接続できます。

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